サラリーマンとして会社から給料をもらっているような人は、所得税などの確定申告を会社が源泉徴収と年末調整によって行ってくれるので、税務関係に意識が向くことが少なく、税理士に業務をお願いする人も多くはないでしょう。
しかし、サラリーマンであっても総所得金額が一定額を超える場合や複数の会社から給料をもらっているという場合には確定申告が必要になってきてしまいます。
そういった時に自分で確定申告を行うことも不可能ではありませんが、慣れない作業に四苦八苦してしまうことでしょう。
個人でも税理士事務所によっては、そういった困った税務関係についての良き相談相手になってくれるでしょう。
実際に申告手続きの代理をお願いすることも出来るので、慣れない作業をしてミスなどをしてしまうよりも、確実に申告をしてもらうことができて安心です。
また、小さい会社を経営しているという人の場合、法人税の申告や日常に帳簿類の作成などを自分で行わなければならないことが多いので、税理士事務所は良き相談相手になってくれるでしょう。
普段から顧問契約をして相談しやすい関係になっておくと、困った時などに気軽に聞くことができ、税務上の悩みもすぐに解決できることでしょう。
世の中には数多くのお仕事があり、それぞれ向いている人と向いていない人に分けられます。
当然、専門性が高い税理士も向いている人と向いていない人に二分されるため、税理士を目指している人は自分が向いているのかという事を考えてみると良いでしょう。
当然ですが、第一に計算が好きである必要があります。
会計に関してプロである税理士にとって計算作業というのは切っても切れないものです。
企業からの書類を目にしながら日々売り上げや経費といった数字を入力しつつ念入りに確認する必要性があります。
そのため、計算に苦手意識を持っている場合は耐えられないと言っても過言ではありません。
幼少期から数字や算数が好きで電卓やそろばんが得意であったという方には向いていると言えます。
次に、経営に対して興味関心がある事も大切です。
具体的な業務内容というのは、決して税金について計算するだけではありません。
経営者と共に経費や売り上げを分析しつつ節税対策を練りあげてアドバイスするという事も大切な業務なのです。
こうしたアドバイスをするためには、当然経営に関する基礎知識を有していなければ的確な助言をする事は不可能なので、税理士とは言えども経営者と同レベルの知識が必要になります。
最終更新日:2022/4/20